
韓国の外貨準備高が2025年12月に4280億5000万ドルとなり、前月比で26億1000万ドル減少した。これは6カ月連続の増加傾向から減少に転じたものであり、高止まりしていた為替レートの安定化措置により米ドルが市場に投入されたことが背景とみられる。ただし、外貨準備高の規模では引き続き世界9位を維持している。
韓国銀行によると、2025年12月末時点の外貨準備高は前月の4306億6000万ドルから減少した。これは同年5月に4046億ドルで5年ぶりの低水準を記録した後、6カ月間続いた増加傾向が一服した形だ。
韓国銀行は、今回の減少について「四半期末に金融機関の外貨預金が増加し、その他、通貨建て資産の米ドル換算額も増加要因として働いた一方、国民年金との外貨スワップなど、為替市場の変動性を抑えるための措置が減少要因となった」と分析した。つまり、2025年12月に続いたウォン安を沈静化させるために外貨準備を市場に投入したとみられる。
外貨準備高の構成を見ると、有価証券が3711億2000万ドルで全体の86.7%を占めた。これは前月の3793億5000万ドルから82億2000万ドル減少した。一方、預金は318億7000万ドルで前月比54億4000万ドル増加し、構成比は7.4%に上昇した。
その他、特別引出権(SDR)は158億9000万ドルで、前月比1億5000万ドル増加し3.7%の構成比となった。金は47億9000万ドルで1.1%の比率を維持し、国際通貨基金(IMF)ポジションは43億7000万ドルで前月から2000万ドル増加し、1.0%を占めた。
なお、2025年11月末時点で韓国の外貨準備高は世界第9位となり、同年10月に香港を抜いて以来その順位を維持している。
(c)news1

