
韓国国内の酒類消費が鈍化している状況でも、日本産ビールは成長の流れを維持した。2025年、日本のビール輸入額は初めて1100億ウォンを超え、過去最高を記録した。
28日、関税庁の輸入統計によると、2025年の日本産ビール輸入額は7915万ドル(約1100億ウォン)となり、2024年(6745万ドル)に比べて大幅に増加した。同じ期間、全体の輸入ビール市場が明確な成長を見せなかったのとは対照的である。
◆「ノージャパンは昔の話…日本ビール輸入額、過去最大」
日本のビールは3年連続で輸入額1位を維持し、輸入ビール市場で安定した存在感を示している。特に2025年には年間輸入額が初めて1100億ウォンを超える記録を打ち立てた。これは、日本ビールが好調だった2018年の従来の最高値(7380万ドル・約1081億ウォン)を上回る水準で、かつての全盛期を超える輸入規模だ。
かつて「ノージャパン」運動の直撃を受けて市場からほぼ姿を消していた日本ビールは、ここ数年で再び回復の流れに乗った。2019年以降に急減した輸入量は、新型コロナパンデミックを経て底を打った後、徐々に反発を見せ、最近では過去の全盛期を超える水準にまで回復していることが分かった。
業界では、政治・外交的な問題に敏感に反応していた消費者の感情が時間の経過とともに和らいだことに加え、特に20~30代を中心に商品の国籍よりも味・ブランドイメージ・コストパフォーマンスを重視する消費基準が定着したことが、日本ビールの回復を後押ししたと見ている。
最も販売が際立っていたブランドはアサヒだ。アサヒは現在、国内輸入ビール市場で1位を占めており、日本ビール回復の中心ブランドとされている。特に2025年には韓流人気グループ「BLACKPINK(ブラックピンク)」をモデルに起用し、若年層を狙ったマーケティングに注力した点が注目される。
◆「米・中ビール輸入額も増加…オランダは減少」
他国の輸入ビールの順位変動も顕著である。2025年に3位だったアメリカ産ビールは、輸入額が3140万ドル(460億ウォン)に増加し、2位に浮上した。これは前年に比べて37.1%増加した数値で、バドワイザーなどの主要ブランドが需要を牽引した影響とみられる。
一時は輸入ビール市場の強者とされていたが、いわゆる「尿ビール」論争に巻き込まれた青島ビールを中心に、中国産ビールも小幅ながら反発の流れを見せた。2025年の中国産ビール輸入額は1991万ドル(291億ウォン)で、前年に比べて約9.9%増加した。
一方で、オランダ産ビールは輸入額が2024年の2823万ドル(413億ウォン)から2025年には1635万ドル(239億ウォン)に急減し、順位も2位から4位に後退した。日本・アメリカ産ビールなど他国製品へと消費者の選択が移ったことが順位低下の背景として挙げられる。
業界関係者は「円安の影響で日本ビールの輸入単価の負担が減り、流通業者が日本ビールを確保しやすくなったはずだ」とし、「日本ビールが国内輸入ビール市場で明確な強さを見せている」と話した。
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