韓国で、大型マートや食堂より自宅周辺のコンビニを訪れる50~60代のシニア顧客が最近ぐんと増えている。中高年層の1~2人世帯が増えるなか、物価高まで重なり、コンビニで必要な物だけを少量購入したり、外食よりコンビニ弁当を探す新たな「中年消費パターン」が見られる。
商品データ分析機関マーケットリンクによるコンビニ4社(CU・GS25・セブンイレブン・イーマート24)店舗1500カ所を対象にした「2024上半期コンビニ売り上げ動向」を大韓商工会議所が分析した結果、50代と60代の顧客の今年1~6月のコンビニ売上額は2022年同期比でそれぞれ18.3%、21.4%ずつ増加した。
30代(4.9%)、40代(4.8%)の増加率の4倍に達する。半面、既存の主な顧客層である20代は同じ期間に11.5%減った。これは新型コロナウイルス感染パンデミック効果が終わった影響と解説される。
学界は、50~60代の1~2人世帯の増加と結びつけている。 淑明大学のオク・ギョンヨョン消費者経済学科教授は「最近、コンビニが果物、野菜、精肉などの生鮮食品の品揃えを強化した特化型店舗を展開し、利便性とアクセス性を重視する50~60代の1~2人世帯の需要を吸収している」と説明している。
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