2025 年 8月 25日 (月)
ホーム社会1泊10万円超えの“ぼったくり価格”…韓国・観光地のホテル料金に客が悲鳴

1泊10万円超えの“ぼったくり価格”…韓国・観光地のホテル料金に客が悲鳴

写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1

夏のバカンスシーズン、韓国・江原道(カンウォンド)の観光地で宿泊料金が高騰し、1泊100万ウォン(約10万6400円)を超えるペンションやモーテルの料金に観光客から悲鳴が上がっている。

宿泊予約アプリによると、春川(チュンチョン)のペンションでは8月9〜10日の1泊2日(最大4人基準)の宿泊料金が140万ウォン(約14万8960円)、江陵(カンヌン)のペンションも同条件で110万ウォン(約11万7040円)程度の価格を提示している。

ホテルはさらに高額で、洪川(ホンチョン)のホテルは週末の1泊2日(朝食付き、4人基準)が220万ウォン(約23万4080円)、江陵の高級ホテルでも180万ウォン(約19万1520円)前後となっている。

江原道内の主要観光都市のモーテルでも週末1泊2日で40万ウォン(約4万2560円)前後という、オフシーズンの約3倍の料金設定が確認された。

東海岸などの観光地を訪れた40代の男性会社員は「ハイシーズンに価格が上がるのは仕方ないが、極端すぎる。限度を超えている」と苦言を呈した。30代の女性観光客も「この機にひと稼ぎしようという狙いが垣間見える。少し上乗せして海外旅行したほうが良いのではと思う」と話した。

江原道内の宿泊業関係者は「いくら設備が良くても1泊で100万ウォンを超えるのは、消費者の感覚からずれている。地域全体の観光・宿泊業界のイメージを損ない、適正価格で営業している業者にまで被害が及びかねない」と危機感を示した。

江原道当局は「宿泊料金を強制的に規制することはできないが、問い合わせ窓口を設けており、観光産業全体の改善策を検討中だ」としている。

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