韓国の統計庁・国家統計ポータルによると、2023年の銭湯など入浴料の消費者物価指数は123.46で、前年比12.7%増加した。国際通貨基金の支援を受けた通貨危機直後の1998年(26.1%)以降で最も大幅な上昇となった。
昨今の電気・ガスなど公共料金の値上がりを受けて、経営者が利用料を大幅に上げたのが原因とみられる。
チムジルバン(韓国式サウナ)の利用料も大幅に値上がりし、指数は前年比11.7%増の119.81だった。これは統計がある2006年以降最大の上げ幅だ。
2023年の年間物価上昇率が3.6%であることを勘案すれば、チムジルバンの利用料はその3.3倍、入浴料は3.5倍という計算になる。
韓国消費者院の価格情報総合ポータルによると、12月のソウルの一般銭湯入浴料は成人で1万77ウォン(1ウォン=約0.11円)だ。ほかは仁川(インチョン)9000ウォン、京畿道(キョンギド)9638ウォンなどとなっている。
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