
運航開始からわずか10日で中断されていたソウル市の「漢江バス」が11月1日午前9時より1カ月ぶりに再始動した。市は運航の信頼回復に向け、安全性とサービスの両面で改善を加え、水上公共交通としての定着を目指す。
「漢江バス」はソウル市が導入した新たな公共交通手段で、2025年10月18日に運航を始めたが、度重なる故障や乗務員の未熟な操船技術などが問題となり、29日には運航を一時停止。その後約1カ月にわたり無乗客での試験運航と整備が続けられた。
この間、市は保有する8隻すべてを動員し、300回を超える着岸・離岸訓練を実施。「マイシップ(My Ship)」制度として、1チームが2隻の船を専任で運航管理する方式も試験導入した。これにより各船の個別特性に応じた運航対応力を高めることが期待されている。
再開後の運航時間は午前9時から午後9時37分までで、平日・週末ともに1時間30分間隔で1日16便を運行。麻谷(マゴク)、汝矣島(ヨイド)、狎鴎亭(アックジョン)など計7カ所の船着場を結ぶ。
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