韓国科学技術院(KAIST)教員創業スタートアップ「ポリフェノールファクトリー」が15日、ポリフェノールをベースとした機能性ヘアケアブランド「グラビティ(grabity)」を韓国で発売すると明らかにした。
グラビティは世界上位1%の論文引用率を持つポリフェノール専門家のイ・ヘシンKAIST特任教授が2年余りの研究を通じて商用化した高機能性ヘアケアブランドだ。米国のクラウドファンディングプラットフォームであるキックスターターで「1122%のファンディング」を達成し、米国での発売に成功した。
グラビティは重力を意味する英語「gravity」と力強く引き揚げる「grab」、美しさを意味する「beauty」を合成した単語だ。力なく垂れる毛髪に豊かなボリューム感を作ろうとするブランドのアイデンティティが込められている。
40~50代を狙ったこの製品は、強力な脱毛ケア、毛髪ボリュームケアまで「効果が目に見えるケア」を標榜している。特許成分である「リフトマックス」は毛髪に保護膜を形成し、損傷したキューティクル層の間に抜け落ちる毛皮質間充物質を保護し、垂れて細くなった毛髪を整える。
グローバル臨床機関「インターテック」により▽シャンプー1回だけで毛髪のボリューム40.42%増▽毛髪1本の太さ6.27%増▽使用2週間で脱毛70.18%減――などの効能・効果が認められた。
ココナッツの皮で作った環境にやさしい容器を使い、プラスチックの使用も大幅に減らした。ポリフェノールファクトリーは、主要オンラインモールや現代(ヒョンデ)百貨店など、韓国の流通チャンネルを拡大し、上半期中に米アマゾンや日本ヘアプロフェッショナル市場への入店など、グローバル進出を加速させる計画だ。
イ・ヘシン代表は「ポリフェノールで実現できる多様な利点を商用化し、より多くの人々が科学の恩恵を受けられるよう『日常のイノベーション』を起こしていく。技術を高度化させ、会社が追求する最終目的地である『毛囊(もうのう)のない毛髪移植』技術を1日も早く商用化したい」と話している。
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