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ソウル大学が2028学年度の大学入試改革案を発表し、入試における高校の内申成績(教科評価)に重点を置く方針を示した。これにより、大学修学能力試験(修能、大学共通の入学試験)にのみ集中する受験方式では、ソウル大学合格がより難しくなるとみられる。
ソウル大学が5日に公開した「2028学年度大学入試改革案」によると、一般選抜(定時募集)において修能の成績は百分位(受験者の相対的な順位を表す方式)で反映される。また、学校内の成績(内申)の比重を現在の30%から40%に引き上げる。これにより、従来のように修能対策に特化するだけでは合格が難しくなり、日ごろの学校の授業や定期試験の成績管理がより重要になる。
特に、定時募集の評価方式で修能の成績を百分位で反映することは、現在の標準点や等級とは異なる評価方法だ。百分位方式では、相対的な成績順位がそのまま評価に反映されるため、上位層の差がより明確になる。一方で、教科内申の比重が増すことで、高校での学習状況や成績がより重要視されることになる。
ソウル大学の今回の改革案は、韓国の大学入試全体に影響を与える可能性が高い。他の主要大学も同様の評価方式を導入するかどうかが注目される。
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