
韓国の人気ガールズグループBLACKPINK(ブラックピンク)のワールドツアー「DEADLINE」を高陽総合運動場で観覧した一部ファンから、チケット代約13万ウォン(約1.3万円)にもかかわらず舞台がまったく見えなかったとの不満が相次いでいる。理由は、大型スクリーンなどの構造物が視界を遮っていたためだという。
SNSプラットフォーム「X」(旧Twitter)などに6日、公演の感想が続々と投稿された。約2年ぶりのフルメンバーによる公演は盛り上がりを見せた一方で、N3エリア席のファンからは「構造物のせいで壁しか見えなかった」との声が複数上がった。
N3区域はB席で、13万2000ウォンで販売された。視界に障害が出る可能性がある「視界制限席」(9万9000ウォン)とは別区分となっていた。
N3の3列に座ったという観客は「全く見えなかった。視界制限席でもないのに、一般席扱いされていて本当に腹が立つ」「花火もドローン演出も構造物に隠れて頭しか見えず、まったく観られなかった」と投稿した。この投稿は12万回近く閲覧され、約700回リツイートされた。
別のファンも「これってどこに苦情を申告できるんだろう? 私も昨日ひどく腹が立って集中できなかった。2列だったから嬉しかったのに、視界妨害ではなく『視界ゼロ』だった」と共感を示した。
ネットユーザーからは「家でYouTubeで観た方がよく見えた」「高い金払って炎天下待たされたのに、スクリーン観覧か」「コールドプレイのコンサートではこんなにスクリーンで遮られなかった」「返金対応すべきだ」といった声が上がっている。
公演業の消費者紛争解決基準(公正取引委員会告示)では、主催者に責任がある観覧困難な状況では、チケット代の全額返金に加え、入場料の10%を慰労金として支払う権利が認められている。
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