2024 年 6月 30日 (日)
ホーム社会高金利続く韓国…消費者が削るのは「まず食費」

高金利続く韓国…消費者が削るのは「まず食費」

木浦市提供(c)NEWSIS

高金利が続く中、韓国の消費者が食費を減らしているという分析結果が出た。

BCカードが23日発表した「ABC(Analysis by BCiF)レポート」によると、2月の飲食店の売り上げが前年同月比11.2%減少した。一方、同期間、飲食店に代わるコンビニの売り上げは0.3%減少に止まった。

また、昼食時間にコンビニを利用する高齢層顧客の売り上げ割合はわずか4カ月で最大3%上昇した。70代以上が先月の昼休みに決済した金額のうち、コンビニの売り上げが占める割合は22.9%で、4カ月前の1月(19.9%)より3ポイント高くなった。

60代の場合、16.8%から19.0%へと2.2ポイント増えた。

韓国開発研究院(KDI)は「6月経済動向」で「消費分野は高金利基調で消費余力の弱体化により不振が長期化する様相を見せた」と分析した。

外食関連の物価上昇は統計数値でも確認された。統計庁によると、今年第1四半期の消費者物価指数は前年比3.3ポイント上昇した。この中で外食と関連した「食料品や非酒類飲料」と「飲食や宿泊」項目指数は最大7ポイントほど上がった。

BCカードの関係者は「経済活動に従事している年齢層は外食を止めることができないため、ランチタイムの飲食店の売り上げは大きく変わらないだろう。ただ上昇している外食価格に負担を感じる顧客が安く食事を済ますことができるできるコンビニを好む傾向があり、関連する売り上げ上昇の傾向は当分続くだろう」と述べた。

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