エナジードリンクなど高カフェイン飲料が青少年の間で集中力に役立つ――こんな噂がある。だが、実際には、集中力の妨げになっていることがわかった。特に、高カフェイン摂取は成長にも悪影響を及ぼす。
韓国食品医薬品安全処(食薬処)は最近、青少年がカフェインを過度に摂取すると、副作用があると発表し、「カフェインで集中力が高まるということは錯覚だ」「肝臓に悪影響を及ぼし、むしろ集中力が落ち疲労がたまる」と指摘した。
また、青少年の成長を妨げる危険性も指摘した。食品医薬品安全処は「(過度なカフェイン摂取は)鉄分・カルシウム吸収を妨害する。貧血と成長阻害を誘発する恐れがある」と述べた。
しかし、青少年は日常でカフェインに簡単にさらされる。食品医薬品安全処が食品に含まれているカフェイン調査の結果、専門店のコーヒー132mg(400ml1カップ)、コーヒー飲料103mg(250ml1個)、コーヒー牛乳47mg(200ml)、高カフェイン炭酸飲料80mg(250ml1缶)と確認された。
成人はカフェインの1日最大勧告量が400mg以下である。青少年の場合、体重1㎏当たり2.5mg以下を最大摂取推奨量と定めている。体重50㎏の青少年の一日摂取勧告量は125mgである。
青少年の高カフェイン摂取率は増え続けている。食品医薬品安全処は、中高生の高カフェイン飲料を週3回以上摂取する割合は増加し続け、昨年の資料で22.3%を超えたと説明した。ここで高カフェイン飲料は100mL当たりカフェイン15mg以上を含む飲み物をいう。主に高カフェイン炭酸飲料、コーヒーやコーヒー飲料(コーヒーミックス、コーヒー牛乳)などが該当する。
食品医薬品安全処は「コーヒー数杯または缶飲料を摂取する場合、青少年のカフェイン1日の摂取勧告量を簡単に超える」と述べた。
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