新型コロナウイルスに感染した男が、上階のドアロックに自身の分泌物をなすりつけるという事件が発生した。「層間騒音」(上下階での騒音トラブル)での不満が動機とみられ、韓国全羅北道(チョルラブクド)益山(イクサン)警察署は特殊傷害未遂と感染病予防法違反の疑いで男を捜査しているという。KBSが8日報じた。
報道によると、上階の住民が外出中、自宅前で何らかの動きが感知された、という通知を受けた。帰宅後、玄関のドアに取り付けられた監視カメラの映像を確認すると、下の階の男が手にティッシュを持ち、ドアの取っ手部分を数回こする様子が映っていた。
住民がドアロックに付着していた異物を検査キットで確認すると、新型コロナの陽性反応が出たという。住民からの通報を受けて地元警察がドアロックから検体を採取して分析した結果、やはり新型コロナウイルスが検出された。
住民は下の階の男と最近、層間騒音をめぐりトラブルが起きていたと主張している。KBSとのインタビューでは「携帯電話を落とせば、男がインターホンで『工事でもやっているのか』と連絡してくる。何かを落とせば、すぐに電話がかかってきた」と話している。上階住民の家には8歳と10歳の子供がいて、2人ともワクチン接種は受けていなかった。
警察の調べに対し、男は動機を明らかにしていないという。
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