2024 年 11月 25日 (月)
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首相・閣僚聴聞会政局突入…高額報酬・利害衝突など争点

8日午前、記者団の質問に答える首相候補のハン・ドクス(韓悳洙)氏©news1

韓国与野党は、首相候補のハン・ドクス(韓悳洙)氏の人事聴聞会を手始めにユン・ソンニョル(尹錫悦)次期政権に関する聴聞会政局に本格突入する。ハン氏は8日、ソウル市鍾路区(チョンノグ)の韓国生産性本部に設けられた聴聞会準備事務所を訪れ、記者団に「聴聞会で誠実に回答する。基本的に(特定会社と)関係があったということが全くないので、誠実に申し上げれば議員も理解してくださるのではないか」と述べた。

政権引き継ぎ委員会は7日、ハン氏の人事聴聞要請書を国会に提出した。現行の人事聴聞会法によって、国会は今月26日までに人事聴聞会を終えて人事聴聞経過報告書を提出しなければならない。関係者は「近く人事聴聞特別委員会が設置され、聴聞会の期限が近づく今月末ごろには聴聞会が開かれるとみられる」と述べた。

人事聴聞会を経れば、首相は任命同意案を本会議に上程し、在籍議員の過半数が出席している場で、そのさらに過半数の同意を得て、任命が可能となる。

ハン氏の聴聞では、財産をめぐる厳しい検証が予想される。ハン氏は公職退任後、国内最大の法律事務所である「キム&チャン法律事務所」で顧問として働きながら4年4カ月で約20億ウォンの報酬を受け取り、韓国の大手石油元売「エスオイル(S-OIL)」の社外取締役に選任された2021年に6245万ウォンを受け取った事実が伝えられ「前官礼遇」(退官後も在職時と同じ待遇を受けること)疑惑が提起された。

また、ハン氏は通商産業次官、外交通商省通商交渉本部長などを務めていた時期、ソウル市鍾路区(チョンノグ)の自宅を購入した後、米通信大手AT&Tと米石油大手のエクソンモービル子会社「モービルオイルコリア」に賃貸しており、利害衝突の論議も提起された。

ハン氏から始まり、各閣僚に対する聴聞会も相次いで開かれる。内閣の人選は早ければ10日に始まり、来週には終わる見通しだ。閣僚候補者の人事聴聞会は早ければ今月末、一部聴聞会は来月に持ち越される見通しだ。

©news1

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