
韓国・京畿道驪州市(キョンギド・ヨジュシ)で、犬を飼っている住民の敷地内に近隣の女2人が相次いで侵入し、犬を虐待する様子が防犯カメラに捉えられた。放送局JTBCが10日に報じ、映像を公開した。
事件は5月2日午前8時ごろ、驪州市蓮陽洞(ヨンヤンドン)の一軒家で起きた。映像によると、明るい色の服を着た女が庭に入り、犬の「ボリ」におやつを与えるふりをして、その口と首に粘着テープをぐるぐる巻き付けた。傍らにはこの女の飼い犬らしき別の犬がいた。
女が去った後、ボリは不安げに庭をぐるぐると回り、足でテープを外そうと必死にもがいた。
約20分後、今度は黒のワンピースを着た別の女が庭に入り込み、ボリに向かってほうきを振り回した。しばらくすると先に来た女が再び現れ、2人はボリの首輪を外して巻いていたテープを剥がした。解放されたボリは外へ逃げ出した。

2人の女は別の家に住む近くの住民で、ボリの飼い主が出勤したのを見計らって敷地に侵入したらしい。
当日の夕方、帰宅した飼い主がボリの姿が見えないことに気づき、近所を捜索。ボリを見つけたが、明らかに様子がおかしいため防犯カメラを確認し、虐待の映像を見つけた。
警察は住居侵入などの疑いで捜査。動機などを詳しく調べる。
ネット上では「ありえない残酷さ」「人間として最低の行為」「動物保護法の強化が必要だ」などの声が上がっている。
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