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ソウル市城北区(ソンブクグ)で、警察に追われて逃げていた飲酒運転の車両が、市民の協力で検挙された。ソウル警察庁が公式YouTubeチャンネルに「飲酒運転疑い通報、市民とともに逃走車両検挙」と題する映像を掲載した。
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映像によると、11日午後11時半ごろ、城北区内で飲酒運転の疑いの通報を受けた警察が、車両の追跡を開始した。車は蛇行運転を繰り返しながら高速で走行していた。
警察はサイレンを鳴らして停車を求めたが、容疑者は応じず、車は内部循環路に進入。警察車両が並走し、前方を走っていた一般車両のドライバーにスピードを落とすよう伝えた。
このドライバーが協力して速度を落としたことで、逃げていた車も減速し、安全に停止させることができた。
また、このドライバーは警察による飲酒検査中も現場で待機し、飲酒運転の容疑者の逃走を防いだ。検査の結果、容疑者は免許取り消しレベルの飲酒状態だったことがわかった。
警察は「迅速に協力してくれた市民のおかげで、危険な飲酒ドライバーを無事に捕まえることができた」と感謝の意を示した。
(c)NEWSIS