韓国でMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の若手公務員の離職率が増加する中、飲み会に遅れて現れた中央官庁の新人公務員が座る席がないため帰ってしまったというエピソードがオンライン上で話題になっている。
オンラインコミュニティに投稿した参加者によると、飲み会には部長級から新任の9級公務員まで幅広い職員が出席した。少し遅れて来た新人は席を探したが、他の職員から「そこは誰々の席だ」などと3回も断られ、帰宅してしまったという。
投稿者は「かつては上司がいる場でこのような行動を取るなど考えられなかった」と困惑した様子だった。だが、ネット上では「新人への配慮が欠けている」「席を用意しない方が非常識だ」「職場いじめとして訴えられてもおかしくない」といった批判が多く寄せられた。
また、「新人が遅れて到着した時点で既に仲間外れにする雰囲気がある」など職場文化の問題を指摘する声もあった。
韓国国会立法調査所の報告によると、ここ5年間に退職した公務員のうち新人の割合は2019年の17.1%から2023年には23.7%まで増加。特に在職期間が5年未満で辞職した職員は2019年の約6500人から2023年には1万3566人と倍増している。
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