
韓国京畿道安養市(キョンギド・アンヤンシ)のスクリーンゴルフ練習場で、跳ね返ってきたボールが客の男性の顔に当たり、左目を失明していたことが分かった。放送局SBSが11月12日に報じた。
事故は今年3月に発生。練習場で隣の打席の壁に当たったボールが跳ね返って男性の左目を直撃した。男性は「まるでハンマーで殴られたようだった」と話している。すぐに病院へ搬送され手術を受けたが、左目を失明した。
男性は練習場側の管理不備が原因だと主張し、運営会社の代表を業務上過失傷害容疑で告訴。警察は運営会社側の過失を認定し、8月に代表を検察に送致した。
スクリーンゴルフ練習場は韓国では「小規模体育施設業」に分類され、年2回の安全点検が義務付けられている。しかし、業者自らが点検し、結果を管轄の地方自治体に報告しているのが実態で、ずさんな点検や報告が横行しているという。
事故が起きた練習場も半期ごとに安養市に点検報告を提出していたが、市側が現地を訪れて確認したことは一度もなかった。市の関係者は「担当者1人で約430カ所を管理しており、全てを現地確認するのは物理的に困難」としている。
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