
韓国の人気グループNewJeans(ニュージーンズ)のメンバーらが、「単独活動」を禁止した決定に不服を申し立てたもののソウル中央地裁に16日却下され、同じ日、即時抗告状を提出した。メンバーの代理人が明らかにした。
NewJeansは昨年11月28日に緊急記者会見を開き、所属事務所でありHYBE傘下レーベルであるADOR(アドア)に対して是正を求めた事項が改善されていないとして、事務所を離れると宣言した。同29日午前0時をもって専属契約は解除され、単独で活動するという意思を明らかにした。
だがADORは昨年12月、専属契約の有効性確認訴訟を提起。さらに1カ月後には仮処分を申請して「専属契約訴訟の一審判決が出るまでADORの企画会社としての地位を認める」「ADORの承認・同意のない広告契約などの禁止」などと求めた。
裁判所が先月21日、ADOR側の仮処分申請を認めたことで、NewJeansメンバーは▽作詞・作曲・演奏・歌唱などミュージシャンとしての活動▽番組出演、イベント、広告契約の締結・出演▽大衆文化芸術人としての地位・認可に基づいた商業活動――など、ADORの承認・同意なしにはすべての芸能活動が実質的に禁止された。
NewJeansメンバーは、仮処分申請が認められた当日に裁判所に異議申立書を提出したが、ソウル中央地裁は4月16日、メンバー5人の異議申し立てを棄却した。
(c)news1