
韓国のガールズグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」の元マネージャーが、所属事務所ADOR(アドア)のキム・ジュヨン代表による「違法監禁」や「職場内いじめ」を訴えた件で、ソウル地方雇用労働庁はこのほど、調査の結果、違法行為を裏付ける証拠は見つからず、「嫌疑なし」として、事件を終結した。
元マネージャーは2023年12月、キム代表による職場内いじめを申告した。特に、業務協議を装って呼び出され、約3時間にわたり違法に監禁され、携帯電話の提出を求められたと主張していた。しかし、雇用労働当局はこれを裏付ける証拠は確認できなかった。
この問題の背景には、元マネージャーが昨年11月末、NewJeansが「ADORとの契約関係を終了した」として、事務所を介さず広告主と直接交渉したことがある。ADORはこれを「重大な背信行為」とみなし社内監査を実施。元マネージャーに業務待機を命じ、会社資産のノートパソコン返却を求めた。これに対し元マネージャーは「職場内いじめ」と反発した。
ADOR側は「違法監禁や強制的な行為はなかった」と主張し、元マネージャー自身も直接交渉を認めていると説明している。雇用労働当局はこれらの主張を考慮し、嫌疑なしと判断した。
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