2024 年 11月 25日 (月)
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韓流白書「グローバルでKコンテンツ定着」

写真提供=Netflix©STARNEWS

韓国国際文化交流振興院はこのほど、韓流総合情報書籍「2021韓流白書」を発刊した。新型コロナウイルス感染の時代でもグローバルライフスタイルとして定着した韓流コンテンツの挑戦の記録をしたためた。

◇OTT

白書によると、放送分野の韓流が昨年、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)などグローバルOTTを通じて全世界に影響力を拡大した。韓国OTT市場規模は2020年の8億3200万ドルから2025年には16億ドル規模に成長することが予想される。

ネットフリックスは昨年1年間だけで5500億ウォンを投資し、これが「イカゲーム」の誕生につながった。グローバル統合形態の輸出契約も大幅に増えた。グローバルOTTプラットフォームが利用者の獲得のために韓国コンテンツの版権を確保しようと動いており、輸出契約の大幅増はこれと連動したものと解釈される。

◇中国向け
映画分野で目立つのは、中国向け輸出の増加だ。

最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」配置に端を発した「限韓令(韓流禁止令)」の影響で、2019年に117万ドルに過ぎなかった中国への輸出額は、2021年には840万ドルに増えた。韓国映画が中国相手に最高の売り上げを記録した2014年の821万ドルを超えた額だ。

完成作の封切りに代わるリメーク版権の販売が着実に進められているなか、中国を代表する演技派女優のタン・ウェイ(湯唯)が出演するキム・テヨン監督「ワンダーランド」が高価格で中国で販売され、輸出増に一役買った。

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◇K-POP

K-POPは世界各地で人気を集めている。昨年のアルバム輸出額は前年比66.7%増の2億2526ドルで過去最高額を更新した。

海外ツアーなどオフライン公演は新型コロナで難しくなったが、グローバルなファン集団の需要が、フォトカードや写真集など各種のグッズに集中し、成果を上げた。

音楽産業の輸出額は日本が51.5%で最も多く、中華圏15.5%、東南アジア17.1%、北米13.6%の順だった。特に北米地域の輸出額は前年比で10倍以上増加し、音楽市場の変化を見せている。

◇ゲーム

韓流コンテンツの目玉商品であるゲームは、低成長から全盛期に差し掛かっている。最近、第8世代コンソールの人気、オンライン購読型ビジネスモデルの拡大などで、韓国コンソール市場が大きく成長したためだ。

世界のゲーム市場の半分以上を占める北米と欧州市場をターゲットに開発されるゲームが増え、コンソールゲームへの参入がさらに活性化するものとみられる。

◇Kフード

パンデミックの長期化により食品輸出入環境が容易ではなかったが、昨年の農水産食品輸出額は113億ドルを記録し、史上初めて100億ドルを超える底力を見せた。これは「食の韓流」の影響だが、メディアを通じたKフードの間接経験が、食の韓流を拡大させたという分析だ。

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