
韓国の歌手兼俳優イ・スンギが2020年末に購入したソウル城北洞の住宅価格が、5年で50億ウォン(約5億2900万円)以上上昇し、現在の推定価格は111億ウォン(約11億7498万円)に達するとの分析が出た。
不動産仲介会社「ビルディングロード」によると、イ・スンギは2020年末、地下1階・地上2階建ての住宅を約56億3500万ウォン(約5億9598万円)で取得。当時、居住していたソウル市江南区三成洞のマンションを担保に銀行から66億ウォン(約6億9828万円)を借り入れ、購入資金に充てたとされる。
この住宅は城北区の高級住宅街に位置し、周辺には財閥関係者や著名人の邸宅、各国の大使館公邸が集まっている。現在は駐韓カタール大使の公邸として利用されているという。
周辺では2024年から2025年にかけて3回の住宅取引があり、坪単価は2306万~3604万ウォン(約243.9万~381.4万円)で推移。この水準をもとに試算したイ・スンギの住宅の現在価格は約111億ウォンと見込まれる。
ビルディングロードは「イ・スンギは既存の資産を担保に流動性を確保し、追加の不動産を取得する戦略を採った。周辺の売却事例と敷地規模を考えると、現在の相場は111億ウォンに達する」と説明した。
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