韓国で仮想空間のキャラクターとして活動するバーチャルユーチューバー(Vチューバー)への関心が高まり、魅力的な新人を発掘・育成しようとする試みが活発化している。
Vチューバーは自分の姿を公開する負担がなく、最近若年層の間で大きな人気を集めている。Vチューバーソリューション「ミーチュ(meechu)」の運営会社「スコーン」とユーチューバー「Great Moon Aroma」は、新人ユーチューバーを発掘する「ブルージャンププロジェクト」を展開している。
仮想空間で実施したオーディションに275人が参加。現在活動中のユーチューバー・ストリーマー(インターネット放送進行者)はもちろん、声楽専攻者、声優志望生、運動選手経歴者など多様な人材が志願した。
オーディションを経て3人が合格した。演技、ゲーム、歌などの分野で相当な経歴を積んだ人物だった。
そのうちの1人、俳優のクロは20代女優で有名作品への出演歴があるという。しかし、自分の本来の姿を隠して活動する他のVチューバー同様、身元の詳細は原則公開していない。
Great Moon Aromaは「クロの演技歴にびっくりした。演技も上手で、放送も上手。とても楽しみにしている」と話した。
他の合格者は「ジェック・ゼロ(jeck_zero)」と「ルーラン(rulan)」の2人。ジェック・ゼロは現在も活動中のゲームストリーマーで、ルーランは歌が得意なVチューバーだという。
3人はそれぞれスコーンと契約を結び、キャラクター製作や訓練を経て9月にデビューする。現在の名前とキャラクターを変え、全く新たな姿でデビューする計画だという。
(c)NEWSIS