韓国の女優ソ・イェジが起こしたトラブルでイメージが失墜したとして、ユハン健康生活が女優と所属事務所ゴールドメダリストに損害賠償などを求めた訴訟で、ソウル中央地裁は10日、規約に基づき契約金の50%に当たる2億2500万ウォン(約2595万円)の支払いを事務所に命じた。違約金請求は棄却した。事務所は16日、訴訟で疑惑が一方的なものだったことが確認されたとして判決を受け入れる意向を明らかにした。
判決などによると、ソ・イェジは2020年1月ころ、ユハン健康生活と4億5000万ウォン(約5190万円)でモデル契約を結び、乳酸菌製品の広告に出た。しかし2021年4月、元恋人の俳優キム・ジョンヒョンへの心理的虐待や以前の校内暴力、虚偽学歴などの疑惑が報じられ、ユハン健康生活が両者にそれぞれ違約金として12億5000万ウォンと15億ウォンの賠償を求めて提訴した。
判決は、報じられた疑惑が真実だった場合に発生する違約金の支払いについては認めず、疑惑が事実かどうかに関わらずイメージダウンによる契約解除は適法だと認め、事務所側に規約通り契約金の半額を支払うよう命じた。
事務所は「訴訟で報じられた校内暴力などは事実として明らかになっていない。一方的な内容であることが確認された。しかし、疑惑によって広告主との信頼が崩れたため、約定に伴うモデル料の一部返還は受け入れる」と説明。「ソ・イェジに対する根拠のない疑惑の拡散と無分別な非難を慎むようお願いする」と要請した
ソ・イェジはドラマ「サイコだけど大丈夫」などに出演。また、キム・ジョンヒョンは日本でも大ヒットした「愛の不時着」に出演した。
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