韓国の俳優クォン・サンウが、自身が所有するソウル・聖水洞（ソンスドン）の土地で、既存の建物を取り壊し、新たな建築を進めていることがわかった。
ビルディングロード不動産仲介法人によると、クォン・サンウは昨年10月、セルフ洗車場と自身の所属事務所「SU COMPANY」が入っていた2階建ての建物を解体し、現在新築工事を進めている。
この土地と建物は聖水洞1街にあり、ソウル地下鉄2号線のトゥクソム駅や、首都圏電鉄水仁・盆唐線のソウルの森駅から徒歩圏内にある好立地だ。
クォン・サンウは2015年4月、946㎡規模の工場用地を80億ウォン（約8億4000万円）で購入。既存の工場を取り壊し、2階建ての建物を建設した。2階部分は自身の所属事務所として使用し、1階はセルフ洗車場として運営していた。
この洗車場は、クォン・サンウ自身が直接運営することで話題となった。2020年にはMBCのバラエティ番組に出演し、「自分の名前には『土』が多く含まれており、土と水が合わさることで運気が良くなると言われている。だから会社の1階に洗車場を作った」と語っていた。
しかし、昨年10月末に洗車場の営業を終了し、その直後に建物の解体作業を開始。同年11月には新築工事に着手し、今年4月末の完成を予定している。
工事案内の看板によると、新築される建物は、建築面積503㎡（約152坪）の2階建てとなり、第二種近隣生活施設に分類される一般飲食店が入る予定だ。
また、現在この土地の市場価値は約430億ウォン（約45億1500万円）と推定されており、クォン・サンウは約10年間で350億ウォン（約36億7500万円）の評価益を得ると見込まれている。
ビルディングロード不動産仲介法人は「クォン・サンウ氏の土地から徒歩1～2分の場所にある商業用建物が、2023年8月・9月にそれぞれ坪当たり1億4000万ウォン（約1470万円）、1億6200万ウォン（約1700万円）で取引された事例がある。現在の相場で坪当たり1億5000万ウォン（約1575万円）と計算すると、土地面積286坪を掛けた場合、約430億ウォン（約45億1500万円）の価値となる」と試算した。
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