韓国のガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)が米アナハイムコンベンションセンターで4日開かれた米国ゲーム開発会社「ブリザード・エンターテイメント(ブリザード)」のコミュニティフェスティバル「ブリーズコン2023」の閉幕式に登場した。韓国のアーティストがブリーズコンの舞台に上がるのは今回が初めてだ。
LE SSERAFIMは最近、ゲーム「オーバーウォッチ2」とのコラボレーションを通じて新曲「Perfect Night」のミュージックビデオを制作した。オーバーウォッチ2ではLE SSERAFIMからインスピレーションを得て制作された新規3対3モード「コンサート大激突」や勝利のポーズなどを見ることができる。
ブリザード・エンターテイメントが4日、LE SSERAFIMの閉幕公演に先立ち、書面インタビューを進めた。普段からオーバーウォッチ2を楽しんでいることで有名な宮脇咲良(サクラ)は「オーバーウォッチとのコラボを聞いてとてもうれしかった」と述べた。
メンバーとの一問一答は次の通り。
――ファン層が厚いオーバーウォッチ2とコラボした。感想を聞きたい。所属事務所や周囲に特別な反応があったか?そしてメンバーが今回のコラボをどう思っているのか気になる。
メンバー全員 オーバーウォッチが世界的に多くのユーザーのいるゲームだということは以前から知っていたし、このような有名ゲームとコラボするということがとても不思議だった。新曲PerfectNightのミュージックビデオを共同制作するだけでなく、スキンなど思ったより幅広い領域でコラボでき、とても大事な経験だと思う。
このような機会は本当に貴重で、一緒に作業したすべてのコンテンツが完成度の高いものになることを願い、実際にそうなって満足している。そしてコラボの一環としてブリーズコン閉幕式の舞台に立つことになったが、国内歌手の中でブリーズコンの現場でパフォーマンスを繰り広げるのは私たちが初めてだと聞いたので、この舞台もとても楽しみだ。
――普段からオーバーウォッチ2を含めてゲームを楽しんでいるのか?
サクラ 忙しい日はできないけれど、スケジュールが終わって余裕がある時は宿舎に帰ってオーバーウォッチ2を楽しんでいる。
ホン・ウンチェ サクラと一緒にスケジュールが終わった後、宿舎でゲームをしている。オーバーウォッチ2がとてもおもしろくて楽しみながらやっている。
――サクラはオーバーウォッチ2プレイヤーとして知られており、さらに意味深いだろう。実際のオーバーウォッチ2の実力はどれくらいなのか?
サクラ 宿舎で休んだり、時間があったりする時にはゲームを楽しむほど普段から関心が高い。今回、オーバーウォッチ2とコラボすると聞いた時、とてもうれしく、結果が期待された。そのためかオーバーウォッチ2にもっと愛情が湧いているようで、今も楽しくゲームをやっている。
――コラボレーションスキンの制作やコラボ過程はどのように進められたのか? 特に気になったり要請したりした点があったのかも気になる。
メンバー全員 LE SSERAFIMスキンは、今までになかったカジュアルでヒップな感じで制作されたようだが、FEARNOT(ピオナ、ファンダム名)のロゴもあり、私たちにはとても特別に感じられる。ゲーマーの方々にも変わった気分でゲームをしてほしい。
――メンバーのそれぞれが最も気に入ったヒーロースキンは?
キム・チェウォン D.Va警察スキン。
サクラ メイのパンキンスキン。
ホ・ユンジン パラ。パラのすべてのスキンが好きだ。
カズハ 氷姫モイラ。きれいで好きだ。
ホン・ウンチェ ソンブラが気に入った。色とりどりでシックな猫みたいでいい。
――ゲームの中でダンスの感情表現がかなり細かい。何か思ったことがあったか。
メンバー全員 ゲームの中の英雄キャラクターたちが「ANTIFRAGILE」の振り付けを踊ったのを見たが、思ったより上手で本当に不思議だった。それで何度も回してずっと見た。ウェーブもとても上手で、腕の角度と足のステップまでぴったり合って、本当に刀群舞そのものだ(笑)。
そして、キャラクターたちが踊ったそのポイントダンスは、もともと私たちがとても好きな動作だったので、さらに良かった。マッスルキャットという名前の振り付けだが、オーバーウォッチ2のユーザーの方々もぜひ一度は見てほしい。
――Perfect Nightのミュージックビデオも多くの関心を集めている。メンバーたちがオーバーウォッチ2のキャラクターと一緒に登場したのもユニークだ。ミュージックビデオに対するメンバーの感想を教えて欲しい。
メンバー全員 最初に私たちの姿と3Dアニメーションが交差するという説明を聞いた時、どんな映像が完成するのか想像ができなかった。しかし、初めてやってみる作業であり、ゲームの中のキャラクターと一緒に一つのストーリーを作っていくというのが興味深く、どんな結果が出るのか気になった。完成したミュージックビデオを見た時、私たちが撮った場面とキャラクターが登場するシーンが違和感なく自然につながり、とても満足した。
特に、照明や色味、衣装、ヘアスタイルなど、すべてのビジュアルが気に入った。そしてミュージックビデオの内容は、英雄キャラクターたちが私たちのコンサートを見に来る途中に生じたエピソードであり、「Perfect Night」という曲のメッセージともよく合っていた。本当に企画が良かったと思った。
――オーバーウォッチワールドカップに進出した韓国代表チームが「LE SSERAFIMメタ」を披露して勝利を収め、実際に日本などのファンから歓呼の声も上がった。
メンバー全員 このニュースは私たちもよく知っている。LE SSERAFIMの組み合わせでゲームをされると聞いて楽しく見たし、勝利したというニュースに私たちが勝ったように本当にうれしかった。そして選手たち、とてもかっこよかった。
――2023ブリーズコンを通じて世界のゲームファンと会うことになった。実際に来てみたブリーズコンの雰囲気はどうだったのか。韓国アーティスト初のブリーズコンステージを控えて感想を聞きたい。
メンバー全員 ブリーズコンがオフラインで開かれるのは本当に久しぶりだと聞いた。それでゲームファンの期待がいつにも増して高まっていると聞くが、現場に来てみると実感できた。そして想像したよりフェスティバルの規模も大きく、最初は少し緊張もした。世界的なゲームフェスティバルで私たちが公演するということを実感しながら、本当に頑張らないといけないと思った。
――オーバーウォッチ2の最大の魅力は何だと思うか?
メンバー全員 オーバーウォッチ2は世界中で愛されているだけに、さまざまな魅力のあるゲームだが、今回私たちとコラボして少し特別になったということも自慢したいポイントだと思う(笑)。
特にゲームの中のキャラクターたちがみな個性的で新鮮さが感じられる。キャラクターたちの成長物語も面白い。そして、今回はゲームの中でLE SSERAFIMのポスターを探す楽しさもあり、多くの方々にオーバーウォッチ2を楽しんでもらいたい。
――今回のコラボを通じて国内外のゲーマーたちともさらに親しくなりそうだ。情熱的な韓国のプレイヤーに一言お願いする。
メンバー全員 K-POPファンの方々は本当に熱心でエネルギーがあふれている。ファンの方々と会う場に行けば、その方々のエネルギーと熱気を全身で感じられる。今回のコラボをきっかけに、ゲームを愛する方々もK-POPファンの方々に負けず劣らず情熱的だということがわかった。オーバーウォッチ2を楽しむ多くのゲーマーの方々が、この機会を通じてLE SSERAFIMをよりよく知り、関心を持っていただけるとありがたい。
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