韓国の人気女優ハン・ソヒ(29)の実母(54)が3日、違法賭博場運営の疑いで拘束された。現地警察は実母が2022年12月ごろから今年8月ごろにかけ、江原道原州だけで12カ所のPCルームで違法賭博場を運営していた疑いがあるとみている。
テレビ朝鮮などによると、実母は原州のほか蔚山などで「雇われ社長」を前面に出して賭博場を違法に運営していた。実母は詐欺などの容疑で数回告訴されたことがあり、賭博場に関与した事件でも罰金刑を受けたこともあるという。警察は実母が「名義貸し」をしていたとみて、違法賭博で得た収益などについて調べを進めている。
事件を受け、ハン・ソヒの所属事務所9ato(ナインアート)エンターテインメントは3日、声明を発表し、「母親が引き起こした極めて個人的なものであり、ハン・ソヒも報道を通じてその内容を知り、悲惨な心境を言葉にできなかった」と述べた。
かつてハン・ソヒはブログで実母に触れたことがある。それによると、ハン・ソヒは5歳のころに親が離婚し、母方の祖母に育てられた。高校入学と同時に実母のいる蔚山に転校したが、その後も祖母と暮らした。卒業後、ソウルに上京し、芸能界に入った。その際、「母親と頻繁にやり取りをしておらず、20歳を過ぎたあと、母親の債務を知ることになった」としている。デビュー前からできる限り、母親の借金を返済したとも触れていた。
だが、2022年に類似の事件が発覚すると、所属事務所は「母親がお金を借りる過程でハン・ソヒ名義の銀行口座を使った」「母親はハン・ソヒが未成年者のころ、任意で通帳を開設し、通帳を(ハン・ソヒに内緒で)借金のために使った」と指摘していた。
ハン・ソヒは2017年にSBSドラマ「ひと夏の奇跡 〜Waiting for you」でデビューし、2020年にJTBCドラマ「夫婦の世界」でヨ・ダギョン役を演じ、スターダムに上り詰めた。その後も、JTBC「わかっていても」、Netflix「マイ・ネーム」「京城クリーチャー」などに出演し、人気を博している。
(c)news1