
韓国の俳優キム・スヒョンと俳優キム・セロンさん(今年2月に死去)の交際時期を巡る議論が続く中、一部のネットユーザーが「無分別な魔女狩りはやめるべきだ」と主張し、さらに大きな論争へと発展している。
韓国のオンラインコミュニティでは15日、「芸能人への魔女狩りはもうやめよう」というタイトルの投稿が共有された。
投稿者は次のように問題を提起している。
「人が亡くなったのは確かに悲しいことだが、なぜまるでキム・スヒョンが原因でキム・セロンさんが亡くなったかのような空気が醸成されているのか理解できない。本来、未成年の時に交際していたかどうかが争点であるはずなのに、キム・スヒョンがまるで加害者のように扱われている」
「キム・セロンさんが利用されたのかは別として、彼女は飲酒運転で問題を起こし、その後、悪質な書き込みに耐えきれず亡くなったと理解している。しかし、今回の騒動では新たなターゲットを探し出して攻撃しているようで、見ていて疲れる。仮に未成年時代から交際していたのなら、その責任は当然取るべきだ」
さらに投稿者は、キム・セロンさんの遺族にも言及した。
「遺族はなぜそこまで積極的なのか。生前から家計を支えて大変だったと聞くが、それでも精力的すぎて疲れを知らないようだ。いずれにせよ、これ以上の芸能人に対する魔女狩りはやめた方がいい」
これに対し、あるネットユーザーが「自分の子どもが同じ目に遭っても中立でいられるのか」と反論すると、投稿者は次のように回答した。
「状況による。もし本当に無実で亡くなったのなら話は違うが、現状を見る限りでは、彼女は飲酒運転をし、7億ウォン(約7700万円)の借金が生まれ、芸能活動が困難になり、その結果として亡くなったと理解している。それにもかかわらず、未成年時代の交際問題や借金返済を巡る問題で騒ぎ続けているのは好ましく思えない。7億ウォンを返済したくなくて騒ぎを起こしているようにも見える」
こうしたやりとりに対し、他のユーザーからは投稿者への批判的な反応が続出した。
「中立と言いながら遺族を非難している」
「なぜ被害者を責めるのか。遺族がメディアに情報提供しているのは、故人の名誉回復と無念を晴らすためだろう」
「事実関係が明確になるまで静観すべきだ」
一方、キム・スヒョンの所属事務所ゴールドメダリストは14日、「キム・スヒョンとキム・セロンさんは、キム・セロンさんが成人した2019年夏から2020年秋まで交際していた。未成年時代に交際していたという主張は事実ではない」と公式に表明した。
これに対し、YouTubeチャンネル 「ガロセロ研究所」 は、キム・セロンさんが詳細な交際日を記した日記を残していると主張しており、両者の主張は平行線をたどっている。
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