韓国・文化芸術家連帯会議は12日、ソウル市内で記者会見を開き、昨年12月に亡くなった俳優の故イ・ソンギュン氏に関する声明を発表した。
声明は「故イ・ソンギュン氏の死に向き合う文化芸術家たちの要求」というタイトルがつけられている。
記者会見には、イ・ソンギュン氏が出演した映画「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督らが出席した。
ポン・ジュノ監督は「イ・ソンギュン氏の捜査に関する内部情報が最初に漏れた時点から死亡に至るまで約2カ月間、警察捜査の秘密保持に何の問題もなかったのか、徹底した真相究明を促す」と訴えたうえ、「捜査プロセスに対する徹底した調査こそが、誤った捜査慣行を正し、第2、第3の犠牲者を作らない唯一の道だ」と主張した。
イ・ソンギュン氏をめぐっては昨年10月に薬物使用疑惑が浮上し、警察の取り調べを受けた。先月27日、ソウルのある公園付近に駐車した車両の中で遺体で見つかった。
(c)news1