2025 年 8月 21日 (木)
ホームエンターテインメント韓流トップ俳優が記者会見、「未成年者交際」疑惑を否定…遺族らを刑事告訴・120億ウォンの損害賠償提訴で真っ向対立

韓流トップ俳優が記者会見、「未成年者交際」疑惑を否定…遺族らを刑事告訴・120億ウォンの損害賠償提訴で真っ向対立

31日、記者会見で涙を見せるキム・スヒョン氏(c)news1

韓国の俳優キム・スヒョン氏が31日午後、ソウル市内のホテルで緊急記者会見を開いた。俳優キム・セロンさん(今年2月死去)が未成年だったころから交際していたという疑惑について「交際したのは成人になってから」と改めて否定した。また、キム・セロンさんの遺族らを刑事告訴するとともに、民事訴訟も提起したことを明らかにした。

キム・スヒョン氏は黒のスーツを着て、硬い表情で会場に現れた。登場するとすぐに腰を90度に折って謝罪した。代理人のキム・ジョンボク弁護士が同席した。

キム・スヒョン氏は、この段階での記者会見となった理由について「私と故人の私生活が暴露されるたびに『明日すべて話そう、直接話して地獄のような状況を終わらせよう』という考えが頭をよぎった」としながらも「そのたびにためらってしまった。自分の決断が周囲にどんな影響を与えるか、もしかしたら間違った方向に導いてしまうのではないかと考えていた」と語った。

未成年だったキム・セロンさんとの交際疑惑について「未成年だった時期に交際していた事実はない」と強く否定し、「法的に検証を受けよう」と語った。さらにキム・セロンさんとの関係については「俳優という共通点を除けば普通の恋人同士だった。互いに好意を持って交際し、時が経って別れただけだ」と述べた。

キム弁護士によると、キム・スヒョン氏と所属事務所ゴールドメダリストは31日、キム・セロンさんの遺族▽「叔母」と名乗る氏名不詳の人物▽保守系ユーチューブチャンネル「ガロセロ研究所」の運営者――を、情報通信網利用促進および情報保護に関する法律違反や名誉毀損の罪で刑事告訴した。あわせて同日、計120億ウォン(約12億円)相当の損害賠償を求めてソウル中央地裁に民事訴訟を起こしたという。

キム弁護士は告訴・提訴について「事実関係を明らかにするため、キム・スヒョン氏とゴールドメダリストが依頼してきた」としている。

キム・スヒョン氏はキム・セロンさんと未成年時に交際していたという疑惑に巻き込まれている。キム・セロンさんの遺族は、今月10日から「ガロセロ研究所」で、キム・セロンさんが15歳だった2016年から6年間、キム・スヒョン氏と恋人関係にあったと主張し、その根拠として、キム・スヒョン氏が軍服務中に送った手紙や、キム・スヒョン氏がキム・セロンさんの頬にキスをしている写真などを公開した。

これに対して、ゴールドメダリストは同14日、「未成年のころの交際ではなく、キム・セロンさんが成人してからの2019年夏から2020年秋までの交際だった」と反論した。キム・セロンさんの経済的問題を無視したという主張に対しても「数億ウォンの債務を全額肩代わりした」と説明している。

同20日にはゴールドメダリストが「ガロセロ研究所を通じて、キム・スヒョン氏がズボンを脱いだ状態で撮影された写真が拡散された」として、同研究所の運営者と、その写真を掲載させたキム・セロンさんの遺族および「叔母」を自称する氏名不詳の人物を、カメラ等を利用した撮影物の頒布に関する性暴力犯罪処罰特例法違反などの罪で告発したと明かした。

だが、キム・セロンさんの遺族側は27日開いた記者会見で、キム・セロンさんが16歳だった当時にキム・スヒョン氏と交わしたカカオトークの内容を公開し、未成年時の交際を改めて主張している。

(c)news1

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