韓国仁川市(インチョンシ)の京仁(キョンイン)女子大学の教授が厳しい服装規定を課したことに学生たちが抗議する事態が起き、大学側が調査に乗り出した。
問題となったのは、教授が専門科目の卒業発表会に先立って提示した服装規定。「化粧をしなかったり、眼鏡をかけたりして発表すれば『0点』にする」「整った髪型や靴の着用が義務」「部分染め、だぶだぶした服、黒のスーツは禁止」といった内容が含まれていた。
これに対して学生たちは「個人の自由を侵害する」として反発。京仁女子大学総学生会は学校側に調査を求め、19日に実施された投票では在学生2292人中98.5%(2257人)が正式な調査を支持する意向を示した。
大学側は、問題の授業を受講した学生や教授に聞き取りを実施し、今後正式な調査委員会を設置して違法性の有無を確認する方針だ。
一方、教授は大学側に「卒業発表会は就職活動や面接の準備を目的としており、学生のためを思って服装規定を設けた」と釈明。「発表の点数に服装基準は含まれていない」と説明しているという。
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