韓国で最近、人気のK-POPアイドルが出演する学園祭に学外からファンや卒業生が大挙して押し寄せ、在学生との間でトラブルが発生している。
延世(ヨンセ)大学では開校139周年行事でもある学園祭でモバイルチケットを導入した。数年前からダフ屋問題などで悩んだ末の措置だ。主催者側は「入手したチケットを常識外の値段で転売する行為が目立つので、これを防止しようとした」と背景を明らかにした。
慶煕(キョンヒ)大学はボーイズグループRIIZE(ライズ)などアイドルが出演する劇場の定員を制限し、在学生専用区域に入場するために学生証・身分証の提示と押印を課した。部外者が入れるのは「フリーゾーン」だけだ。
漢陽(ハニャン)大学も在学生専用の「漢陽ゾーン」と学外者も入れる「フレンドゾーン」を設けて確認を強化した。
在学生は外部からの流入の制限が必要だという反応が多いが、卒業生や住民らは一緒に楽しむべきだという立場だ。
韓国外大があるソウル東大門区里門洞(トンデムング・イムンドン)の住民(27)は「周辺を散歩するなどして大学に長く親しんでおり、大学に愛情を持つ地域住民たちも一緒に楽しめるようにしてほしい」と話した。
成均館(ソンギュングァン)大学社会学科のク・ジョンウ教授は「在学生が優先されるのは当然だが、大学は地域社会での役割と責任がある。外部に開放することも大学の責任を実践する一つの方法だ」としている。
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