メタバースプラットフォーム企業「VAコーポレーション(VA Corporation)」が、韓国の古典の美しさを世界に知らせるため、「芸術韓流拡散事業」にバーチャルプロダクション技術を支援したと明らかにした。
昨年1月に設立されたVAコーポレーションは、映画、ドラマ、広告、リアルタイム公演、ゲームなど、多様な実感型コンテンツの企画から製作まで、ワンストップでバーチャルプロダクションを支援する。
3月には、私募ファンド(PEF)運用会社「パラトゥスインベストメント(Paratus investment)」と1000億ウォン規模の投資契約を締結し、急速にユニコーンの仲間入りを果たした。
VAコーポレーションが技術支援に乗り出した「芸術韓流拡散事業」は、米国内での音源発売によって韓国歌曲の魅力を国内外に積極的に知らせることが目標だ。文化体育観光省の関係機関である国立合唱団とワーナーミュージックコリアが共同推進する。
VAコーポレーションは、東学農民運動当時に歌われた「鳥よ鳥よ」(編曲オ・ビョンヒ)のミュージックビデオの制作を支援した。壮大な叙事詩を盛り込むため、360度の巨大楕円形LEDウォールで構成されたVAスタジオ河南(ハナム)でミュージックビデオを製作した。
同社は、韓国の伝統美にモダンな雰囲気を加えた仮想環境を実現した。アンリアルエンジン(UNREAL Engine)を活用し、インカメラVFX(In-camera VFX)によって実写レベルの高品質のグラフィックと演出でミュージックビデオの映像美を高めた。
VAコーポレーションのキム・ドンオン代表は「韓国の芸術の美しさと魅力を世界に知らせる意味深いプロジェクトに参加した。今後も高い技術力を積極的に活用して、K-コンテンツの発展に寄与し、世界的に知らせることができるよう努力する」と話した。
©MONEYTODAY