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韓国のガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)が新名称「NJZ」として活動し、3月の香港公演で新曲を披露する準備を進めている。だが、この香港公演をめぐり、芸能事務所ADOR(アドア)やその親会社HYBEとの間で新たな対立が起き、神経戦が続いている。
NewJeansのメンバーは昨年11月29日午前0時をもってADORとの専属契約が解除されたと主張し、最近になって「NewJeans」ではなく「NJZ」で活動すると宣言した。さらに3月21~23日に香港のアジアワールド・エキスポで開催される音楽フェスティバル「COMPLEX LIVE」に出演する予定で、新曲も同イベントで公開するとしている。
ただ19日になって、メンバーの保護者が運営する「NJZ」のPRチャンネルで「(HYBEの)パン・シヒョク議長が米国の関係者に直接電話をかけ、メンバーの香港公演が中止になるよう働きかけた」と記し、「NJZ」の活動の妨害を試みていると主張した。
これに対し、ADORは同日の声明で「パン・シヒョク議長もNewJeans香港公演に関して、一切の連絡を取ったことがないことを確認した」と反論したうえ「主催側に対し、『NewJeans』という公式グループ名を使用し、専属契約に基づきADORを通じて公演をするよう要請した」と明らかにした。
ADORはメンバーとの専属契約は2029年まであるとして法的対応に乗り出している。メンバー5人を相手取った「事務所の地位保全および広告契約の締結禁止仮処分」の初めての審問は3月7日に開かれる。また同社が提起した「専属契約の有効性確認訴訟」の初弁論は4月3日に予定されている。
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