
韓国で登録者数175万人を誇るモッパン(大食い)系ユーチューバー「イプチャルンヘッニム」が、いわゆる「注射おばさん」からダイエット薬を受け取っていたとの疑惑が浮上し、波紋を広げている。さらに、その薬が麻薬類管理対象の食欲抑制剤「フェンテルミン」である可能性が指摘され、事態は深刻化している。
「注射おばさん」は韓国のタレント、パク・ナレに違法な医療行為を手掛けたとされる人物。
12月18日に公開された、パク・ナレの元マネジャーと「注射おばさん」とのカカオトークのやり取りには、イプチャルンヘッニムの服用状況が言及されており、「1日3回、ひどい日は4回も服用する」との内容が含まれていた。
芸能メディア「ディスパッチ」が同日公開した薬の写真および医薬品情報によると、「注射おばさん」がパク・ナレとイプチャルンヘッニムに提供したとされる薬はフェンテルミン成分の食欲抑制剤と推定されている。
フェンテルミンは医師の処方なしでは流通・服用が認められない向精神性医薬品で、「麻薬類管理に関する法律」に基づく管理対象薬物に分類される。適法な処方なしに売買・所持・投薬した場合、5年以下の懲役または5000万ウォン以下の罰金が科される可能性があり、未遂も処罰対象となる。
「注射おばさん」は医師免許を持たない人物とされ、仮に当該薬がフェンテルミンであった場合、医療法および麻薬類管理法違反に該当する可能性が高い。
また、イプチャルンヘッニムが薬の「受け渡し役」を担っていたとの疑惑も浮上しており、処罰対象となる可能性が指摘されている。「注射おばさん」がイプチャルンヘッニムに薬を預け、その後マネジャーを通じてパク・ナレ側に渡された、という構図だ。「注射おばさん」は「ヘッニムは私の薬で30キロ痩せた」とも語っていた。
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