2026 年 4月 3日 (金)
ホーム社会韓国SNSで話題となった長寿“筋肉ハムスター”…中傷と応援が交錯した生涯

韓国SNSで話題となった長寿“筋肉ハムスター”…中傷と応援が交錯した生涯

Instagram(c)news1

小さなハムスター「ゴルム」が、多くの人の記憶に残る存在となった。きっかけは、思いがけない前腕の筋肉だった。

韓国に住む飼い主がSNSに投稿した動画で、年老いて毛が薄くなった脚を見せたゴルムは、「筋トレ好きハムスター」として注目を集めた。動画は100万回以上再生され、独特の愛らしさで人気を得た。

しかし、その注目の裏では、心ない声も寄せられた。老いた姿の写真や動画に対し、「もう手放すべきではないか」「捨てろ」といった中傷が相次いだ。飼い主は「心が崩れるようだった。自分のエゴで引き留めているのではないかと何度も悩んだ」と振り返る。

一方で「長生きのハムスターを初めて見た」「最後まで責任を持つ姿が素晴らしい」といった温かい応援も多く寄せられた。飼い主は「年老いて見た目は変わっても、愛してくれた方々に感謝している」と語る。

ゴールデンハムスターの平均寿命は約2年とされる。ゴルムは2023年5月に生まれ、2026年3月まで約3年を生きた。人間に例えると110~120歳に相当する長寿だった。

晩年には自力で水を飲むことも難しくなったが、飼い主は時間を合わせて水を与え、食べやすくした餌を口元に運び続けた。最期の時間は、互いのぬくもりを確かめ合う静かな日々だった。

もともと臆病で、扉を開けても外に出ないほどのシャイな性格だったゴルム。2年以上かけて信頼関係を築き、晩年には名前を呼ぶと近づいてくるようになったという。

性格は穏やかで、強く噛むことは一度もなく、食事も自然食を好む健康志向だった。加齢とともに毛が抜け、皮膚の変化や傷も見られたが、動物病院で治療を受けながら穏やかに過ごした。

そして迎えた最期の瞬間。ゴルムは飼い主の手の中で、眠るように静かに息を引き取った。最後まで水を口にし、その表情は微笑んでいるかのようだったという。

飼い主は「体は小さくても、交わした時間や絆は決して小さくなかった。命に最後まで向き合う意味を教えてくれた」と語った。小さな命が残した記憶は、多くの人の心に静かに刻まれている。

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