2026 年 3月 1日 (日)
ホーム経済ゲーム韓国Pearl Abyss『紅の砂漠』に「7年かけた開発の現場」公開…AAA級を掲げる本格オープンワールド大作

韓国Pearl Abyss『紅の砂漠』に「7年かけた開発の現場」公開…AAA級を掲げる本格オープンワールド大作

京畿道果川市にあるパールアビス社屋「ホームワン」のモーションキャプチャースタジオ(c)news1

韓国のゲーム大手「パールアビス(Pearl Abyss)」が7年をかけて開発したオープンワールド・アクションアドベンチャー『紅の砂漠』が、3月20日に正式発売される。いわゆる“トリプルA級”タイトルを目標に掲げてきた大作として、世界のゲーマーの注目を集めている。

news1は京畿道果川市の社屋「ホームワン」を訪れ、モーションキャプチャースタジオや3Dスキャン室、オーディオスタジオなど制作現場を取材した。

最も目を引くのは、約595平方メートル規模のモーションキャプチャースタジオだ。約120台の1600万画素級カメラが設置され、センサー付きスーツを着用した俳優の動作を精密にデータ化する。

収集されたデータは自社開発エンジン「ブラックスペース」と連動し、ゲーム内キャラクターに即時反映される。取材当日は俳優が剣や槍を手に立ち回りを披露。動きは遅延なく画面上のキャラクターに再現され、まるで映画撮影のような没入感を生み出していた。

同社は京畿道安養市のアートセンターにも150台超のカメラを備えたスタジオを保有している。国内最大級の設備を整え、アクション表現の完成度を高めている。

さらにパールアビスは外注に依存せず、3Dスキャンスタジオも自社で運営する。顔の微細な筋肉の動きまで捉えるフェイシャルスキャン、全身スキャン、自然物や小道具を取り込む専用ブースを完備している。

約180台のカメラで360度同時撮影を実施し、衣装の質感や装備の細かな傷までデータ化。レンダリングだけでは再現が難しいリアリティを追求したという。

音響制作では、映画制作で活用されるフォーリー(Foley)技術を導入。砂や砂利、わら、割れた瓦などを敷き詰めた専用スタジオで生音を収録する。

作中に登場する「機械仕掛けの竜」の羽ばたきは、鉄製キャビネットを開閉するきしみ音や洗濯機ホースをこすり合わせる音を組み合わせて制作した。レトロゲームの爽快な打撃音と現実的な効果音を融合させ、独自のサウンド表現を磨き上げている。

『紅の砂漠』は2019年に公開された後、7年の開発期間を経て完成に至った。PlayStation 5、Xbox Series X|S、Steam、Mac、Epic Games Storeで発売予定だ。

(c)news1

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