韓国のMZ世代は、他の世代と比べて犯罪に対する不安が大きい――。韓国統計庁が実施した「世代別社会安全や環境意識」に関する調査から、こんな傾向が明らかになった。
MZ世代とは、1980~1994年生まれのM世代と1995~2005年生まれのZ世代を指す。M世代は1033万人(20.6%)、Z世代は596万9000人(11.9%)で、人口全体の32.5%を占める。
また、X世代は1964~1979年生まれを、ベビーブーム世代は1955~1963年生まれをそれぞれ意味する。1954年以前の出生者はシニア世代に分類される。
平均年齢は▽Z世代20.3歳▽M世代33.1歳▽X世代48.5歳▽ベビーブーム世代60.7歳▽シニア世代74.9歳――など。
各世代に「社会安全の不安要因」について尋ねると、Z世代の場合、犯罪に対する不安が18.9%で、新型疾病発生(17.3%)や経済的危険(14.7%)、国家の安全保障問題(13.0%)よりも上回った。
M世代は新型疾病発生に対する不安が18.4%で最も高かったが、犯罪に対する不安も17.6%で高かった。
MZ世代が認識する犯罪に対する不安が、X世代(11.5%)やベビーブーム世代(9.6%)、シニア世代(10.2%)などと比べて大きかった。
首都圏居住の割合はM世代が54.9%で、全世代を通じて最も高かった。続いてX世代(50.8%)、Z世代(50.2%)、ベビーブーム世代(47.5%)、シニア世代(43.7%)などが続いた。
災害や緊急状況発生時の行動要領に対する認知度は、Z世代(90.9%)、M世代(89.0%)、X世代(88.6%)、ベビーブーム世代(86.0%)、シニア世代(65.8%)などの順で、年齢が低いほど高かった。
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