韓国MBCテレビの元気象キャスターで現在はショーホストを務めるイ・ムンジョン氏が、職場内でのいじめを理由に亡くなったオ・ヨアンナさんについて、加害者を擁護するような発言をしたとして批判を浴びている。
イ・ムンジョン氏は2005~18年、MBCの気象キャスターを務めた。その後、2019年8月に公営ショッピングチャンネルのショーホストとして採用され、現在も活動を続けている。
イ・ムンジョン氏は2日午前、自身のインスタグラムのストーリーで「MBCを離れて数年が経ち、オ・ヨアンナさんと会ったことはないが、元職場の後輩の出来事であり、とても残念で胸が痛む。遺族の悲しみをどうして推し量ることができようか」とコメントした。
一方で「何事も両方の話を聞いて判断すべきではないか。一方の話だけを聞いて極端に走る社会。真実は明らかになるだろう。しっかり耐えなければならない」と投稿した。
ただ、この発言がオンラインコミュニティなどで急速に拡散された。イ・ムンジョン氏が加害者を擁護したのではないかとの見方が広がり、「故人の話はもう聞けないのに」「これは二次加害だ」「こうした悪習は誰から受け継いだのか」といった批判が相次いだ。
騒動が広がると、イ・ムンジョン氏は「これ以上、悪意のある解釈はやめてほしい」「MBCに所属していた者として、会社側が賢明な方法で真実を明らかにしてくれることを待っている」と釈明した。
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