![](https://koreawave.jp/wp-content/uploads/2025/02/韓国MBC「気象キャスター職場いじめ」疑惑…加害の3人が出演継続、批判殺到-1024x535.jpg)
韓国MBCテレビの気象キャスターだったオ・ヨアンナさんが職場内いじめを受けていたとされる中、加害者と名指しされたキャスターらが引き続き天気予報を担当していることに対し、視聴者の不満が爆発している。
パク・ハミョン、チェ・アリ、イ・ヒョンスンの3氏は、5日と6日にMBCの天気予報番組に出演した。同じ日に放送を担当したクム・チェリム氏を除くこの3人は、オ・ヨアンナさんへの職場いじめに関与したと指摘されている人物たちだ。
視聴者からは「遺族が問題提起しているのに、なぜわざわざ加害者とされる人物を出演させるのか」とMBCへの非難が相次いでいる。内部調査が完了していないとはいえ、論争の渦中にある人物をそのまま出演させるのは視聴者を欺く行為だという意見が多い。
一部のネットユーザーからは「MBCは遺族に対する二次加害をしている」との指摘も出ている。MBCの公式ホームページ内の視聴者相談掲示板にも「加害者とされる人物を放送で見たくない」といった苦情が多数寄せられている。
こうした批判を受け、MBCは天気予報に関連するYouTube動画のコメント機能を制限した。
先月27日、MBCの気象キャスターとしてニュースの天気予報を担当していたオ・ヨアンナさんが昨年9月に亡くなっていたことが伝えられた。彼女が携帯電話のメモ帳に原稿用紙17枚分の遺書を残しており、その内容には職場内いじめの記録が含まれていたことが判明し、衝撃を与えた。
また、MBCの気象キャスターであるパク・ハミョン、キム・ガヨン、チェ・アリ、イ・ヒョンスンの4氏が参加していたグループチャットの内容も公開された。その中には「被害者ぶるな。私たちが被害者だ」といった攻撃的な発言が記録されていた。
このうちイ・ヒョンスン氏を除くメンバーはSNSのコメント欄を閉鎖し、沈黙を続けている。
キム・ガヨン氏は1日まで天気予報の放送を続けていた。だが、現在は坡州市の広報大使を解任され、出演していたMBCの番組も自主降板している。SBSの番組では出演シーンがカットされるなど、業界も距離を置く動きが続いている。
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