
韓国の大手家電メーカーLG電子は11月6日、米ラスベガスで2026年1月に開催予定の世界最大級のIT・家電見本市「CES 2026」に先立ち、米国消費者技術協会(CTA)から18件の「CESイノベーションアワード(CES Innovation Awards)」を受賞したと発表した。中でも、透明・無線テレビ「LGシグネチャー OLED T」は、4年連続で「最高革新賞(Best of Innovation)」を獲得し注目を集めている。
CESイノベーションアワードは、CTAが毎年CESの開催に先立ち、出展予定の製品・サービスの中から最も革新的なものを選定して授与するもので、家電業界では技術力と市場影響力を測る重要な指標とされる。
今回LG電子は、テレビ、モニター、ロボット掃除機などのハードウェアに加え、自社のスマートテレビOS「webOS」などのソフトウェア分野でも受賞を果たし、合計18件の栄誉に輝いた。
なかでも注目されたのが、77インチの大型透明ディスプレイと4K(3840×2160)OLED画質、無線のAV送受信技術を融合した「LGシグネチャー OLED T」だ。従来のテレビ概念を覆す設計により、リビングの空間美や視聴体験に新たな価値を提案する製品として、審査員から高い評価を得た。
LGのOLED TVとモニターは、イメージング、ゲーミング&eスポーツ、コンピュータハードウェアなど複数部門で合計5件の賞を獲得し、ディスプレイ技術の優位性を改めて証明した。
さらに、LGのテレビプラットフォーム「webOS」は、昨年に続きサイバーセキュリティ部門での受賞に加え、今年はAI(人工知能)部門でも評価され、2冠を達成した。
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