2025 年 1月 31日 (金)
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韓国LCCエアプサン「12年の無事故記録」ストップ…火災航空機は17年物「エアバス」

韓国釜山市江西区にあるエアプサン本社ビル(c)NEWSIS

韓国の格安航空会社(LCC)エアプサンのBX391便が28日に釜山・金海国際空港で火災を起こしたことで、12年間続いた同社の無事故記録が止まった。火災が発生した航空機は、2007年に製造された17年物のエアバスA321-200であることが確認された。

エアプサンなどによると、昨年までの12年間、エアプサンは事故はもちろん「準事故」すらなく、運航便数10万便以上の国内航空会社の中で唯一、10年以上の無事故記録を維持していた。だが28日深夜の火災により、この記録が止まることになった。

国土交通省の航空技術情報システムによると、今回の事故機(HL7763)はエアバス社のA321-200で、2007年10月30日に製造され、同年11月13日にアシアナ航空がリース方式で導入した。2017年7月1日付でエアプサンに引き渡された。

航空機の使用年数は17年3カ月で、同省は「20年」を基準とする高年式航空機としては別途管理していなかった。

この航空機は、アシアナ航空が運用していた2009年10月28日、日本の関西国際空港で尾部が滑走路に接触する「テールストライク」(尻もち事故)を経験したことがあるが、事故・準事故の履歴はないとされている。エアプサンはこの航空機を含め計21機の航空機を運用しており、すべてエアバス社のA320ファミリーシリーズで構成されている。

エアプサンは2007年、釜山市のほか地元企業とアシアナ航空が共同出資して設立したLCCで、韓国国内で唯一、メインハブ空港として金海国際空港を使用している。最近では、大韓航空とアシアナ航空の合併に伴い、両社の子会社であるジンエアーやエアソウルとの統合LCC設立が進められている。

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