韓国の総合株価指数KOSPIと新興市場コスダックで5日、相次いで売買取引が中断されるサーキットブレーカーが発動された。
韓国証券取引所では5日午後2時14分、KOSPI指数が前日の終値2676.19から2459.22へと8.10%下落したことを受け、株式取引を一時中断する第1段階サーキットブレーカーが発動された。
第1段階のサーキットブレーカーは、直前の売買取引日より8%以上下落した状態が1分間持続すれば発動される。第2段階は、第1段階発動後、指数が前日の終値指数に比べ15%以上下落し、第1段階発動指数より1%以上追加下落した状態が1分間持続すれば発動される。第3段階は、第2段階の発動後、指数が前日の終値指数より20%以上下落し、第2段階の発動指数より1%以上追加下落した状態が1分間持続すると発動される。
KOSPIでサーキットブレーカーが発動されたのは今年初めて。過去6回目だ。
韓国新興市場コスダック指数も乱高下し、こちらもサーキットブレーカーが発動された。
5日午後1時56分、コスダック指数が前日終値779.33から716.53へと8.05%下落し、第1段階サーキットブレーカーが発動された。
取引所は「米国の経済指標の不振による景気低迷の懸念が拡散したこと、大型技術株の実績不振などが原因だ」と分析した。
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