韓国の首都圏広域急行鉄道(GTX)A路線の水西(スソ)―東灘(トンタン)区間の開通から200日以上が経過し、1日平均利用者が1万人に迫るまでに増加している。交通需要が上下を繰り返しつつも、徐々に安定化する「ランプアップ効果」が要因とされる。
年末には坡州(パジュ)―ソウル駅間の開通が予定されている。これによりGTX-Aの利用者はさらに増加し、当初の需要予測に近づく見込みだ。国土交通省によると、GTX-Aの利用者数は3月30日の開通から今月27日までの212日間で累計203万4821人に達し、日平均利用者数は9598人に上った。開通当初の日平均利用者数は7856人であったが、駒城(クソン)駅の開通後は1万893人と1万人を超えた。
また、今月21日から27日までの平日平均利用者数は1万3430人で、国土交通省の予測値の62.4%に達した。特に10月25日(金曜日)の利用者数は1万5793人で、予測の73.4%にまで及んだ。このように利用者が増加している背景には、利用者が新たな交通手段に慣れ始めたことや、GTX-A周辺の連携交通が改善されていることが挙げられる。
同省担当者は「8月末に東灘の東西接続道路が2カ所開通し、9月には大学生の学期開始に伴いバス路線が調整されたことなどが利用増加に影響した。さらに年末には東西接続道路4カ所と東灘駅西側出入り口が開通する予定で、これにより利用者のさらなる増加が期待される」と述べた。
京畿大学都市交通学科のキム・ジンユ教授は「GTXを含むすべての鉄道は駅の数が増えれば利用者も増加する。現在のGTX-Aは駅が4カ所だけだが、いずれも利用需要が高い駅であるため利用者が少しずつ増えている」と分析する。
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