
韓国のコンビニエンスストア「CU」を運営するBGFリテールは、日本向けの「半額宅配」サービスを開始から約4カ月で一時中断する。日本の税関通関で問題が生じ、配送が滞るケースが相次いだため、提携する物流会社を変更してサービス体制の立て直しを進める。
業界によると、CUは6日から日本向け半額宅配サービスを一時停止する。2025年11月に開始したサービスで、4日午後3時までに受け付けた荷物のみ配送手続きが進められる。
日本向け半額宅配は、増加を続ける日本向け越境EC需要を狙い、CUが業界で初めて導入したサービスだ。2025年1~8月の日本向け越境EC配送は約3370万件で、全体(約6100万件)の半数以上を占めている。
主な利用者としては、韓国でオープンマーケットや個人オンラインショップを運営する小規模事業者、日本に留学する学生の家族や知人、韓国で買い物をした後に日本へ荷物を送る観光客などが想定されていた。
しかしサービス開始後の約4カ月間、日本の税関手続きが想定以上に厳しく、配送が大幅に遅れたり荷物が差し戻されたりするケースが頻発したという。こうした状況から顧客の不満が高まり、利用件数も伸び悩んでいた。
CUはこれを受け、これまで提携していた物流スタートアップ「STL」との契約を終了し、より経験豊富な物流企業を新たに選定する方針を決めた。サービス全体の運営体制も見直す。
同社は当初、STLとの協力により自社中心の広報・マーケティングを進め、不要なコストを抑えることで低価格を実現できるとしていた。しかし運用面で限界が明らかになったため、提携解消を決めたとしている。
新たな物流業者の選定が必要となるため、日本向け半額宅配サービスの再開までには一定の時間がかかりそうだ。
(c)news1