韓国の10~20代の半数以上が、血中の葉酸が適正水準に達しておらず、不足状態であることがわかった。疾病管理庁が20日、こうした研究結果を専門学術誌に発表した。
葉酸(またはビタミンB9)は細胞の成長と分裂に重要な役割をする水溶性ビタミンとされる。胎児の成長発達のために妊娠前、妊娠・授乳期の女性が、十分に摂取しなければならない栄養素として知られる。また、成人の血中葉酸の欠乏は、心血管疾患など慢性疾患の発生と関連性があるという報告もある。
国立保健研究院が「国民健康栄養調査第6期(2013-2015)」資料を活用し、韓国の10歳以上の男女8016人の血中葉酸、ビタミンB12、ホモシステイン濃度を比較分析した。
それによると、10歳以上の男女の5.1%が、血中葉酸が欠乏し、31%がこれに近い境界欠乏だった。特に10代と20代では約13%が欠乏し、45%以上が境界欠乏で、より深刻な結果が出た。
女性に比べ、男性の方が血中葉酸の欠乏比率が高かった。特に10代男性は60%以上、20代男性は70%以上が血中葉酸濃度が適正水準に達していなかった。
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