春を、最も鮮やかに味わうことができるのは、やはりお花見だ。暖かくなるにつれ、色とりどりの花々が地上に顔を出す。野原を彩り始め、1年で最も明るく、華やかな季節、春を迎える。
旅行予約プラットフォーム「ブッキングドットコム」は、春を真っ先に知らせる梅や桜から、見るだけで目が輝く菜の花、華麗なサンシュユを楽しめる「韓国の春の花名所7選」を発表した。
◇ツツジを見に訪れる島旅行…江華島(仁川)
春の風情を一層引き立たせる代表的な春の花ツツジを見逃したくなければ、仁川(インチョン)の江華(カンファ)島を訪れることをお勧めする。2020年からはソーシャルディスタンスによって中止となったが、毎年4月中旬から月末までは、江華島中心部に位置する高麗(コリョ)山でツツジ祭りが催されることで有名だ。
ソウルから車で1~2時間の距離に位置する江華島は、短い旅行を楽しむにはうってつけ。高麗山は薄紅色、赤紫色、藤色が混ざった色とりどりのツツジに覆われており、夢幻的な風景を描く。広々とした空間なので他の人々が気に障ることもなく、無数の花々に埋もれて静かに登山を楽しんだり、花の香りを満喫したりすることができる。
◇チューリップ天国にどっぷり…泰安(忠清南道)
忠清南道(チュンチョンナムド)泰安(テアン)は「世界チューリップ花博覧会」としてもよく知られる。毎年恒例のチューリップ祭りが開催される4月と5月は、泰安を訪れるのに最適な時期だ。今年の祭りは4月9日から5月9日までの1カ月間繰り広げられ、泰安観光客はコッチ海水浴場横に広がる色とりどりのチューリップ天国にどっぷり浸ることができる。、華やかなチューリップを背景に、完ぺきな「人生ショット(最高の写真)」を残すにはこれ以上ない絶好の機会となるだろう。
◇韓国最大の梅の群落地…光陽(全羅南道)
全羅南道(チョルラナムド)の光陽(クァンヤン)は、韓国最大の梅の群落地があり、毎年梅祭りと共に春をいち早く伝えてきた。新型コロナウイルス感染拡大によって祭りは今年で3回目の中止となったが、それにまかわず梅の花は白いつぼみを咲かせ、花見客を迎える準備を整えた。
蟾津江(ソムジンガン)沿いに10万本を超える梅野木が並ぶ梅村は、花と山、川が一望できる絶景を披露し、見る人を魅了する。
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