「K-フード」と名付け、世界市場に乗り出している韓国食品業者が、急成長中のハラール食品市場を狙う。人口20億人のイスラム市場は、中国に劣らない大規模市場だからだ。
食品業者の八道(パルド)は6日、「ビラクシッケ」をインドネシアに輸出すると発表した。昨年、インドネシアのハラール認証機関(BPJPH)から、ビラクシッケを含む飲料5種に対するハラール認証を受けた。
ハラールとは、ムスリムが食べたり使用したりすることできるもので、イスラム律法に従って生産、加工された製品だけに認証が付与される。イスラム諸国では、店頭でハラールと非ハラール製品が区分されており、イスラム教徒は味やブランドよりも、ハラール認証を受けているかどうかを重視する。
国内食品企業の多くはインドネシア・マレーシアのハラール認証を受けている。両国での認証は信用力があり、今後の中東諸国進出への足がかりにもなる。
ムスリム人口は世界で増加が続いており、2030年には22億人と予想されている。ハラール食品市場の規模も2030年に5~6兆ドルの市場になると見ている。
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