2024 年 11月 27日 (水)
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韓国食品企業、世界市場進出加速…K-フード人気に支えられ

imagetoday(c)KOREA WAVE

K-フードの世界人気に支えられ、韓国食品企業の海外市場進出が拡大している。韓国農水産食品公社によると、昨年、韓国の農水産食品の輸出額は120億2000万ドルと過去最大を記録した。今年上半期の輸出額も62億1000万ドルで、対前年同期比5.2%増となった。

輸出の主役製品はラーメン、菓子、飲料などの加工食品だ。特に、ラーメンは▽2021年6億7440万ドル▽2022年7億6540万ドル▽2023年9億5240万ドル――と毎年輸出額が増えた。今年上半期の輸出額は5億9020万ドルだった。

ラーメンメーカーの海外売り上げの割合も増加している。「プルダックポックンミョン」を販売する三養食品の場合、2019年から海外での売上高が国内を上回っている。同社関係者は「海外で売上高が最も高い国は中国だ。そして、東南アジアと米国が後に続いている」と明らかにした。

「プルダックポックンミョン」がデンマークで再び販売できるようになった点も注目される。先月、デンマークの獣医・食品庁(DVFA)は、辛すぎるという理由から「プルダックポックンミョン」の二つをリコールする措置を取った。その後、韓国食品医薬品安全処と同社などが科学的根拠を通じて疎明した結果、19日に販売再開が決定された。

食品企業の中で海外での売上高が一番高いのはオリオンだ。同社の昨年の売上高のうち63.7%は海外で稼いだ。同社関係者は「現地法人と工場を建設する現地化方式をとり、現在計11カ所の海外工場が稼働中だ」と明らかにした。

韓国の食品企業が海外進出に積極的なのは、内需市場規模の限界のためだ。業界関係者は「国内市場規模が小さいうえに最近は低出産率などで加工食品の消費層が減り、企業が海外に目を向けるしかない」と述べた。

海外での売上高の割合が大きくなり、最初から現地消費者を狙った新製品も開発されている。

三養食品は、米国内のラテン系消費者と中南米をターゲットにした新商品「ハバネロプルダックポックンミョン」を発売した。オリオンは中国でトマト味のスナック菓子「オカムジャ」を発売するなど、現地の人に合わせた商品を続々と発売している。

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