韓国の青少年の10人に1人が、鎮痛剤として使用される「フェンタニル・パッチ」の使用経験があることが、女性家族省の調査でわかった。購入経路は94.9%が病院だった。
女性家族省は昨年9~11月、全国の小学4~6年生や中高生1万7140人を対象に「2022年青少年メディア利用有害環境実態調査」を実施した。フェンタニル・パッチの使用は、個人情報被害やオンライン賭博性ゲームなどの経験とともに今回新たに加えられた調査項目だ。
その結果、フェンタニル・パッチの使用経験は10.4%で、94.9%が病院で処方を受けて購入していた。他の人(成人)から得るケースも9.6%に上った。
中・高校生の飲酒経験は13.7%で2020年調査(11.6%)から増加し、喫煙経験は4.2%で2020年(4.6%)より少し減少した。
青少年が酒やたばこを購入していたのは主にコンビニ・スーパーマーケットで、酒は95.1%、たばこは91.8%だった。お酒を購入する際、年齢を確認された経験は18.5%、たばこは16.2%と低かった。
パク・ナンスク青少年家族政策室長は「最近、メディア環境の変化が加速し、青少年は幼い時期からより多くの時間をオンラインで過ごしている。その結果、麻薬や賭博など有害要因に触れる機会が増えている。調査結果を分析し、青少年を保護する政策を強化していく」と話した。
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