2024 年 12月 28日 (土)
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韓国青少年の「フェンタニル使用」、省庁によって食い違う数値

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鎮痛剤として使用されるフェンタニル・パッチについて、韓国女性家族省が「青少年の10人に1人が使用経験がある」と発表したのに対し、食品医薬品安全処は「処方を受けた20歳未満の患者は482人だけ」と表明し、食い違いが出ている。

女性家族省は6月22日、全国の小学校4~6学年と中・高校の在学生1万7140人を対象にした「2022年青少年メディア利用有害環境実態調査」の結果を発表した。それによると、調査対象者のうちフェンタニル・パッチ使用経験が10.4%と明らかになった。そのうち94.9%が「病院で処方されて」フェンタニルを購入したと回答したという。

これに対して食品医薬品安全処は「2022年、韓国の20歳未満の人口821万3287人に比べてフェンタニル処方患者数は482人だけ」と反論した。また、年齢に関係なく注射剤を除いたフェンタニル全体の処方件数は157万298件(2019年)から155万34件(2020年)、148万8325件(2021年)、133万7987件(2022年)などと減少を続けている。

女性家族省は、同省が対象者に投げかけた質問が「最近1年間、次に提示された薬―鎮痛剤(ペンタニルパッチ)を服用したことがありますか?」「服用経験があるならどうやって入手しましたか?」だった点を強調している。「鎮痛剤」という表現が全面に出たため、回答した青少年かれみれば、「一般鎮痛剤の利用経験」まで多数含まれた可能性があり、分析の際には留意するよう求めている。

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